米国航空宇宙局(NASA)は、スペースシャトル「エンデバー号」(STS-127および「きぼう」船外実験プラットフォーム、船外パレットの組立てミッション(2J/A))の打ち上げ日を米国東部夏時間で2009年6月13日午前7時17分(日本時間:2009年6月13日午後8時17分)に決定した。
打ち上げ場所は米国フロリダ州のケネディ宇宙センター(KSC)の39A発射台で、7名の宇宙飛行士が搭乗する。エンデバーの飛行は今回で23回目、今回は約16日間の飛行で、2009年6月29日(米国時間)に地球に帰還する予定。
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打ち上げを待つスペースシャトル「エンデバー」 |
地球帰還時には、STS-119ミッションクルーとして、2009年3月に宇宙に上がり、第18/19/20次長期滞在員として約3カ月間国際宇宙ステーション(ISS)に滞在した日本人宇宙飛行士のミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)である若田光一氏が、ティモシー・コプラ宇宙飛行士と交代で搭乗し、地球に帰還することとなる。なお、コプラ宇宙飛行士は、第20次長期滞在員としてISSに約2カ月間滞在した後、STS-128の搭乗員と共に帰還する予定である。
今回の打ち上げでは、ISSの日本実験棟「きぼう」の最後の構成要素「船外実験プラットフォーム」「船外パレット」「船外実験装置」「曝露機器輸送用キャリア」が運ばれ、取り付けが行われる予定。船外実験プラットフォームには、実験用に10カ所の取付け場所があり、実験装置に必要な電力、冷却水、通信機能が提供される。10カ所の実験用ペイロード設置場所の内、5カ所に日本のペイロードが、残りの5カ所には米国のペイロードが設置される。
