「クリエイターとは何か? -まとめて読みたいクリエイター名言集」に続き、マイコミジャーナルのインタビューでクリエイターたちが語った「クリエイターになる方法」に関する発言を集めた。クリエイターたちはどのようにして、「プロ」のクリエイターになったのだろうか? そのヒントが、これらの発言の中にある。
ただ表現すればよい
マンガ家としてデビューした後、映像作家としてもその価値を確立したタナカカツキ。彼は、自身のデビュー当時と現在のツールの能力などの違いを例に挙げ、クリエイターを目指す人々にとってより有利でオープンな環境が用意されていると語った。
アウトプットし続けることが大切
布袋寅泰、元ちとせ、Crystal Kayなど、多くの人気アーティストの楽曲PVを手掛ける映像作家の東弘明は、勤勉に創作を継続することこそが、クリエイターへの道だという。
誰かが才能を見つければプロになれる
プロとアマチュアに才能の差はないと言い切ったのはコメディ映画を創り続ける矢口史靖監督。矢口監督は「誰かに才能を見つけられること」こそがプロへの道だという。
PVディレクターとして活動する長添雅嗣も、クリエイターとして、プロとアマに大きな差はないと語っていた。
何も考えずに飛び込んでいい
最後に、様々な邦画作品でVFXスーパーバイザーとして活躍する小坂一順の言葉を紹介しよう。文系の学生だった小坂は、完全に独学でCGを学んでからCG制作会社に就職した。
小坂一順「完全に独学ですね。ほんとに学校も数が限られていましたし、入るにはそれなりのお金もかかるのですが、そんなお金もなかったので」、「この世界は、もう入ってしまって努力していれば、出来るようになると思うんで、まずやりたいなら飛び込むことですね。何も考えずに飛び込んでいいと思います」
インタビュー撮影:石井健、岩松喜平、中田浩資