フジノンは19日、フィルム/デジタル双方の映画撮影用のカメラに装着できる、35mmPLマウントズームレンズ「HK4.7×18」を9月に発売することを発表した。

HK4.7×18は、同社がスーパーハイビジョン用レンズで培った光学技術を活かし、4K(4096×2160)を含む次世代デジタルシネマ用カメラに対応した高画質を実現。鮮明でキレのある映像撮影に対応しながら、被写界深度を浅くした設計によりボケ味活かした表現も可能だと説明している。アクセサリ類は既存のデジタルシネマ用レンズ「HD CINE SUPER」のものが使用可能となっている。

高画素撮像素子を搭載したデジタルシネマ用カメラの登場に伴い、制作現場からはデジタルの特性を最大限に引き出せるスペックのレンズが求められているおり、同製品はこうしたニーズに応える形で開発されたもの。同社では今後さらに市場のニーズを捉えながら、35mmPLマウントズームレーンズのシリーズ展開を行う考えを示している。

35mmPLマウントズームレンズ「HK4.7×18」

主な仕様

型名 HK4.7×18
焦点距離 18-85m
ズーム比 4.7×
T -No 1:2.0
絞り羽根枚数 11
最至近撮影距離(M.O.D.)結像面から 0.82m(2.7ft)
被写体範囲(M.O.D.時) 18mm 656×369mm / 85mm 139×78mm
画角 18mm 67°23’/ 85mm 16 °04’
フォーカス操作角 280°
ズーム操作角 160°
サイズ φ136×352mm
質量 5.5kg