STMicroelectronicsはアクティブRFID技術(433MHz)の国際規格である「ISO 18000-7」準拠のアクティブRFIDタグおよびリーダの作製を可能にするネットワーク接続型センサ対応ハードウェア開発キット(HDK:Hardware Developer Kit)「Smart Web Based Sensor HDK」を発表した。同キットのベータ版は、同社と米Arira Designのチームにより共同開発され、AriraのWebサイトなどから入手が可能となっている。

サンプル基板とWindowsアプリケーションで構成されるSTM32マイコンベースのプラットフォームで、開発者は規格に準拠したアクティブRFIDをその他の無線ネットワーク、GPS機能、MEMS加速度センサや温度・光センサなどの機能と融合させることが可能だ。

このため、産業、医療および輸送アプリケーション向けRFID製品に対し、新たなRFIDコマンドやデータフィールドの追加など、ユーザ独自のハードウェアとファームウェアの組み込みが可能になるという。

なお、同キットを用いてISO 18000-7規格を使用する場合、同規格に含まれるエア・インタフェース・プロトコルの特許を保有するSavi Technologyからライセンスを取得する必要がある。