経済産業省は30日、鉱工業指数(2005年=100)の3月分速報を公表した。生産指数は前月比1.6%増の70.6で、6カ月ぶりに上昇。電子部品・デバイス工業や一般機械工業、化学工業(医薬品を除く)などが指数上昇に起因した。

出荷指数も同1.4%増の73.0で6カ月ぶりに上昇。一方、在庫指数は輸送機械工業、化学工業、情報通信機械工業等が影響し、同3.3%減の100.1で3カ月連続の低下。在庫率は同4.9%減の150.7で6カ月ぶりの低下だった。

製造工業生産予測調査によると、4月(前月比4.3%増)、5月(同6.1%増)ともに上昇。経済産業省は「総じてみれば、生産は停滞している」としている。

※注 : 生産指数、出荷指数、在庫指数、在庫率ともに季節調整済みの数値。