前回のGUIテスト編では、Gallioの概要とGUIでのテスト方法について紹介しました。今回はGallioに含まれるテキストベースのテストツールについて紹介します。

CUIテストランナー「Echo」の起動

Gallioには、コマンドプロンプトで実行できるテストランナー「Echo」が用意されています。Echoは「C:\Program Files\Gallio\bin\Gallio.Echo.exe」に存在します。インストール時にBinフォルダにパスが通っているので「Gallio.Echo.exe テスト対象アセンブリ」と入力すればテストを行うことができます。

コマンドラインのテストランナー「Echo」でテストを実行。テストの進捗がバーで示される

Echoでもテストの状況が分かりやすく表示されます。最後までエラーがなければ緑色で表示され、エラーがあれば赤色で表示されます。Icarusと同様に、複数のテストフレームワークを同時にテストできます。複数のアセンブリを読み込むには引数を半角スペースで区切って指定します。

複数のアセンブリ(MbUnitとMSTest)を読み込んでテストを実行。エラーがある場合は赤色で表示される

ここでは、MbUnitとMSTestで書かれたテストを同時に実行して、アサーションエラーが発生しています。