米National Instruments(NI)の日本法人である日本ナショナルインスツルメンツ(日本NI)は4月10日、組込制御/データ集録用デバイス「NI Single-Board RIO」ファミリに新たにI/Oモジュールを追加、計測機能の拡充を図ることを発表した。

NI Single-Board RIOは、同社が提供するFPGAベースのデプロイメントプラットフォームの一種で、NI再構成可能I/O (RIO:reconfigurable I/O) アーキテクチャを採用しており、FPGAと組み込みリアルタイムプロセッサ、アナログ/デジタルI/Oを同一のプリント基板に備える。

今回追加された15種類のCシリーズモジュールを同デバイスの3つある拡張ポートに挿入することにより、高電圧の電力モニタリング、高分解能でのアナログ入力、歪み、通信などの機能を組み込みアプリケーションに追加することが可能となる。

CシリーズモジュールをNI Single-Board RIOの拡張ポートに挿入した状態

同アーキテクチャをベースとするプラットフォームは、同社のグラフィカルシステム設計プラットフォーム「NI LabVIEW」でプログラミング可能なため、プロトタイプから実装へと移行する際に、コーディングをやり直す必要がないのが特長。