社会保険庁は3日、「ねんきん定期便」の送付を開始した。年間で約7,000万人の現役加入者に対し、年金加入記録や年金見込み額などの情報が送られる。

ねんきん定期便の対象者は国民年金・厚生年金の被保険者で、毎年誕生月に送る。4月の送付者数は約560万人に上るが、4月1日生まれは2010年3月が初回。ねんきん定期便では各加入者の年金加入期間や年金見込額、保険料の納付額、年金加入履歴といった内容を通知。来年以降はそれらの情報を更新して知らせる。

封筒は空色とオレンジ色の2種類を用意。「ねんきん特別便」に未回答、もしくは「訂正なし」と回答した人、標準報酬月額に誤りがある可能性がある人はオレンジの封筒、それ以外は空色の封筒となる。また、58歳になる人や「ねんきん特別便」に未回答の人などには、水色の年金加入記録回答票が同封される(それ以外は白色)。年金加入記録回答票に漏れや誤りがある場合は、必要事項を記入した上で同封の返信用封筒で返送する。