伊仏合弁の半導体ベンダであるSTMicroelectronicsと米Intel、米投資会社Francisco Partnersの3社が出資するメモリの合弁会社「Numonyx」は3月31日(現地時間)、同社のNOR型フラッシュメモリ製品を拡張する「Numonyx Axcell M29F」を発表した。

同製品は、自動車および工業/組込機器用途での使用を想定した5Vに対応しており、2M/4M/8M/16Mビット品がラインナップされる。プロセスは110nmを採用、自動車および工業両方のセグメントをサポートし、-40℃~+85℃および-40℃~+125℃の温度環境でも動作する、米国車載電子部品評議会の「AEC-Q100」規格に適合した自動車アプリケーションレベルのソリューションとともに利用できる。

TSOP48パッケージおよびSO44パッケージで提供され、初期サンプル出荷は2009年6月から、製品の最適化および量産は同9月からを予定している。