石油情報センターが25日発表した石油製品の価格動向調査によると、23日現在のレギュラーガソリンの店頭価格(全国平均)は前週より0.1円高い111.5円だった。これで1月13日から10週連続の上昇。ハイオクも前週比0.1円高の122.4円。軽油は前週比0.2円安の99.4円で、8週連続の値下がり。

レギュラーガソリンの価格が上昇したのは23道県で前週の35道府県から減少。値下がりは東京(113.3円)、神奈川(111.2円)、千葉(110.5円)、埼玉(109.0円)など首都圏を含む18都府県と前週の7都県の倍以上となった。前週と変わらなかったのは6府県。上昇幅がもっとも大きかった和歌山(112.0円)、島根、(114.5円)、愛媛(112.9円)でも前週比1.1円高、下落幅がもっとも大きかった神奈川(111.2円)でも前週比0.8円安と、都道府県別にみても小幅な変動にとどまっている。平均価格がもっとも高かったのは長崎で119.7円、続いて鹿児島が116.2円。反対に安かったのは高知(106.9円)や茨城、栃木(いずれも108.4円)など。

10週連続の値上がりとはいえ、今週は全国平均で0.1円高とわずかな上昇。値下がりしている県も多く、来週上がるか下がるかは「まったくわからない」(石油情報センター)状況。いずれにしても小幅な値動きが続きそうだ。