米Googleがセマンティック技術の導入を含むGoogle Searchの改善を明らかにした。

セマンティックとは「語義」「意味」をあらわす。ユーザーの検索クエリの意味を検索エンジンが理解すれば、ユーザーの検索意図を反映した関連性の高い結果の提供、または自然言語による検索が可能になると期待されている。Google Searchでは新技術の追加によって「ユーザーの検索に対して、関連性やコンセプトなどを深く理解し、より役立つ関連検索をユーザーに提供する」という。たとえば「principles of physics (物理の基本原理)」と検索すると、言葉の意味からangular momentum (角運動量)やspecial relativity (特殊相対性理論)、big bang (ビッグバン)、quantum mechanic (量子力学)などが関連検索として挙げられ、それらからトピックを絞り込んだ検索を行える。

principles of physics (物理の基本原理)と検索すると、結果リストの後にspecial relativity (特殊相対性理論)やbang (ビッグバン)などの関連検索リストが続く

Googleは新しい関連検索の対応言語を37言語としているが、米国時間の3月24日時点で日本語ではまだ利用できないようだ。

このほか長い検索クエリに対処する機能変更も行われた。Google Searchの検索結果では、タイトルに続いて同社がスニペットと呼ぶ短い説明文が表示されるが、ユーザーが3語以上の長い検索クエリを入力した場合、従来のスニペットではユーザーが検索クエリとの関連性を確認するには情報量が少なすぎるケースがあった。そこで、より長いスニペットが表示されるようにした。たとえば「earth's rotation axis tilt and distance from sun」と検索した場合、従来のスニペットは「地球」「地軸の角度」「太陽」「太陽と地球の距離」などユーザーが求める全てのポイントをカバーできなかった。新しいスニペットには、これら全てを確認するのに十分な情報が含まれる。

「earth's rotation axis tilt and distance from sun」と検索、一番上の結果には全ての情報が含まれているが、3番目の結果では地球と太陽の距離をカバーしていないことがスニペットから分かる