外国人が日本を観光する時、案内すると喜ばれるのが「デパ地下」だそうです。デパ地下には、日本各地の珍しい食材がありますし、そもそもデパートの地下が食材のマーケットになっているというのは外国人にしてみればとても『アンビリバボー!』なことらしいのです。そんな光り輝くデパ地下と対照を成し、時代から忘れられた感のあるデパートの屋上。このコーナーは、そんなデパ屋を鑑賞していこう、という試みです。デパ地下が日本文化の象徴ならば、デパ屋は忘れられた古き良き日本がある! という仮説の元、というか単純にデパートの屋上が気持ち良くて楽しいので、毎回様々な場所に繰り出しております。

東急田園都市線二子玉川駅前の 玉川高島屋S・C

さて今回は、東京都世田谷区は二子玉川(ふたこたまがわ)駅前にあります、玉川高島屋S・Cにやってきました。二子玉川は通称"ニコタマ"とか呼ばれ、首都圏近郊で住みたい街はどこ? というアンケートをすれば必ず上位に食い込むような、住環境の優れた山の手の街です。さて皆様、気になっていらっしゃるかたも多いかと思いますが、『S・C』って何でしょうか? これは実はショッピングセンターという意味なのです。この地は東京の郊外に位置することから、1969年開店の玉川高島屋は日本初の郊外型店舗、現在日本各地にありますショッピングセンター・ショッピングモールなどの名称で呼ばれているものの先駆けと呼べる店舗なのです。

そんな通称"タマタカ"の屋上に上ってみましょう……屋上へ上ってみる