米Google「Google Voice」プレビューを公開

米Googleは3月11日(現地時間)、「Google Voice」のプレビュー版を公開した。同サービスは受け取った音声メッセージ(Voicemail)をテキスト文書に変換して見ることができるもの。またSMSのショートメッセージ送受信も可能で、ここでやりとりされた文章はテキスト変換されたボイスメールも含めて横断検索できる。Google Voiceの利用方法と詳細については専用ページを参照のこと。

今回のサービスは、2007年7月にGoogleが買収した米GrandCentralのサービスを改良・発展したもの。現在のプレビュー版はGrandCentralの既存ユーザーのみを対象に数日内に開放される予定。Google Voiceでは「Google Number」というユニークな電話番号が提供され、ここを通して携帯や仕事先の電話、ボイスメール、SMSなどを一元管理できる。このほか着信拒否や転送、複数の回線を束ねての電話会議をはじめ、さまざまな機能が利用可能。またGOOG-411を介して、音声ガイドによるローカルサービス検索も行えるようになっている。

こうした音声ガイドとWebを組み合わせた携帯サービスは、MicrosoftやYahoo!などのライバルも機能強化を進めており、日本と比較して音声需要が極めて高い米国の性質を表しているといえる。