ホンダは11日、バイオエタノールとガソリンを混ぜて使用することができるバイクを開発し、同社のブラジルの子会社:モトホンダ・ダ・アマゾニア・リミターダが3月中旬から同国内で販売することを発表した。バイオ燃料を使用可能なバイクの販売は、世界初としている。排気量は150ccで、3タイプをラインアップ。価格は6,340レアル(約26万)から。

ブラジルで発売する「CG150 TITAN MIX ESD」

同モデルは、同社独自のフレックス・フューエル技術「Mix Fuel Injectionシステム」を搭載し、穀物や木材などを原料とするバイオエタノールとガソリンを混ぜて使うことを可能としたもの。混合する割合は、自由に決められるという。バイオエタノール100%でも動作するが、外気温15度以下では始動が困難になるとのこと。

ブラジルでは四輪新車販売の約90%がバイオエタノールを使用できるモデルであり、バイオ燃料を利用する環境が整っていることが発売の要因。同社では年間20万台の販売を見込む。