「Yocto ASP版」のサイトからは2週間の無料トライアルを申し込める

アイ・ティー・テレコム、Qript、リンクの3社は4日、インスタントメッセンジャー(IM)「Yocto」の企業向けASPサービス『Yocto ASP版』の販売を開始すると発表した。業務におけるIM活用のニーズが高まる一方で、課題となっている内部統制対策や管理負担の軽減などを実現したIMシステムを提供する。

Yocto ASP版は、リアルタイムコミュニケーションで利用されるIMを、業務でも活用できるようにセキュリティの確保や管理効率を高める機能を備えたIMサービス。Webブラウザによるユーザーの一元管理機能を備え、社員がIMでやりとりしたメッセージのログ管理やモニタリングのほか、暗号化(SSL)通信による情報漏洩対策などセキュアな通信環境を提供する。メッセージング機能では、リアルタイムなやりとりに加え、同報送信、携帯電話への送信、オフライン相手への送信などを利用可能。在席状況の確認機能なども含めて、相手の状況に応じたコミュニケーション手段を選択できるようになっている。また、会議機能や議事録の保存(リッチテキスト形式)機能などを備える。

Yocto ASP版はライセンスパック単位での提供となっており、5ライセンスパックの利用料金が、初期費用50,400円(税込)、月額費用5,040円(税込)。最低利用期間は1年間。本サービスは、Qriptが開発、リンクがシステム運用、アイ・ティー・テレコムがサービスを提供。なお、リンクは、同社が展開するIPビジネスフォンサービス「BIZTEL」とYoctoのプレゼンス機能を連携させたサービスの開発も行なっていくとしている。