アドビ システムズは20日、映像クリエイターや、映像編集者のためのイベント「After Effects Night vol.2 -噂のアイツCS4がやってきた!-」をSHIBUYA-AXにて開催した。

東弘明は、元ちとせの楽曲「みよりの森」のミュージックビデオの素材を用いて、クロマキー撮影素材を合成する際のテクニックを披露した

同イベントで講演を行ったクリエイターの東弘明は、「『After Effects CS4』では、『Photoshop CS4 Extended』の3Dオブジェクトの読み込みが可能になりました。それにより、今まで2Dモーショングラフィックスしかできなかった方が、従来通りのオペレーションで、3DCGも作れるようになりました。これは、色々なデザイナーにとってプラスになることだと思います」と語った。またタワーレコードの店頭用VPなどを手掛けるクリエイター・長添雅嗣は、After Effects CS4を実際のプロジェクトで使用。After Effectsを用いて行った編集作業が同時に「Adobe PremierePro CS4」に反映される「ダイナミックリンク」機能の便利さなどを説いた。またAfter Effects CS4を使った裏技として、固定カメラで撮影した動画をハンディカメラで撮影したかのように見せる独自の映像編集テクニックを披露した。

映像クリエイターたちのAfter Effectsを駆使したテクニックに興味津々の観客が集まり、SHIBUYA-AXは満員に(左)。長添雅嗣がタワーレコードの店頭用VPの編集工程を説明している様子(右)