石油情報センターが18日発表した石油製品の価格動向調査によると、16日現在のレギュラーガソリンの店頭価格は全国平均で前週比0.5円高の109.4円で、5週連続の上昇となった。ハイオクは前週比0.5円高の120.2円。軽油は前週比0.4円安の101.7円。軽油の値下がりは3週連続。

レギュラーガソリンの価格が上がったのは32都府県、前週と同じだったのが7道県。下がったのは8県だった。上昇幅がもっとも大きかったのは沖縄で前週より2.5円上がり104.4円だったが、これは全国でもっとも低い価格。一方、下落幅がもっとも大きかったのは高知で前週より2.1円低い108.3円だった。平均価格がもっとも高かったのは今週も離島の多い長崎で117.6円。続いて鹿児島が114.6円だった。

これでレギュラーガソリンは5週連続の値上がりとなるが「県別では下がった県や変わらない県もあり、まちまち。総じて『小幅な値上がり』となっている感じ」(石油情報センター)。今後については「原油価格も比較的落ち着いており、しばらくは小幅に上昇していきそうだ」とのこと。一方、軽油だけが3週連続値下がりとなっているが、同センターは「昨年10月以降毎週卸価格を決める『市場連動型』を採用する石油元売り大手が出てきた。これにより需要の状況が卸価格に敏感に反映されるようになったことも、(レギュラーと軽油が)別々の値動きになっている理由では」と話している。