HTML Purifier – Standards-Compliat HTML Filtering

16日(米国時間)、HTML Purifierの最新版となるHTML Purifier 3.3.0が公開された。HTML PurifierはPHPで開発されたHTMLフィルタライブラリ。HTMLをより標準規約に準拠したものへ変換する手助けをするほか、XSSとして知られている危険性のあるコードの削除などを実施できる。プラグインも提供されておりWordpressやDrupal、Joomla、Symfonyなど著名なCMSで利用できる。

HTML Purifier 3.3.0ではオーバーフローCSSプロパティのサポートが追加されたほか、特定のFirefoxバージョンで発生していたYouTubeレンダリング問題の修正、CSSDefinitionプリンタ関連の修正、iconv関連バグの修正、そのほかいくつか報告されていたわかりにくいバグの修正が実施されている。

HTML Purifier 3.3.0はPHP 5系を対象とする。3.3.0というマイナーバージョンアップだが、3系最後のリリースになると報告されている点が注目される。HTML Purifier 3系を使っている場合、3.3.0へアップグレードしてよさそうだ。3.3.0のアナウンスにあたってHTML Purifier 4に関する言及はない。