ハーマン ミラージャパンは、2008年にドイツのオルガテック(国際オフィス家具見本市)で発表した「エンボディチェア(Embody Chair)」の発売を3月23日に開始する。価格は、21万1,050円から25万3,050円。

エンボディチェアは「アーロンチェア」のデザイナー、故ビル・スタンフと、事務所のパートナーであったジェフ・ウェバーにより、6年の歳月を掛けて開発されたワークチェア。長時間座り続けることによる身体へのストレスを軽減し、脳の活性化を促すさまざまな機能を備えている。腕の動きを妨げない狭い背もたれ、体圧を分散させる素材構造「ピクセル構造」の採用、背骨のカーブに合わせて姿勢を最適化する「バックフィット調節」、骨盤を回転させることなく自然な位置になるようサポートする「エンボディチルト」、肩、首、腰椎を伸ばし深部静脈血栓症(エコノミークラス症候群)を回避する「キッカー」など、人間工学や運動学を基にして培われたハーマン ミラーのシーティング知識を存分に体現。身体の自然な動きを生み出すことで、脳への酸素供給量を増やし、脳の活性化を促す高機能なワークチェアだ。

また、通気性の良いファブリックは、全部で13色。ベース3色、フレーム2色の組み合わせから選ぶことができ、12年の品質保証(ガス圧シリンダーは2年)も付いている。

カラーバリエーションも魅力のひとつ。写真はベースがポリッシュドアルミニウム、フレームがホワイト、ファブリックはパパイヤ

背もたれに顕著だが、「エンボディチェア」のデザインは、人の骨や動きにインスピレーションを受けたものとなっている