ウェザーニューズは2月4日、花粉計測機「ポールンロボ」と人間によって得た情報をもとに、花粉症の人々に役に立つ情報を提供するサービス「花粉プロジェクト」をスタートさせた。

同プロジェクトでは、ポールンロボを任意の地域に設置してその地域の花粉飛散量を測るとともに、その周辺エリアに住む花粉症の人に「ポールン感測員」になってもらって飛散した花粉数と自身の症状の関係を究明してもらう。ポールン感測員は薬やマスクなどの対策の効果を確認できる「My 花粉カルテ」が作成できるほか、自分の症状に合ったオリジナルのメールサービスを受け取ることができる。

症状の情報や花粉の飛散データは、インターネットサイト「花粉Ch」や携帯サイト「ウェザーニュース」で公開されるほか、医療機関や一般企業にも提供され、花粉症の研究開発に役立てられる予定だという。

ポールンロボは、花粉症の人500名に無料で貸与され、風通しが良く、雨が直接当たらない軒下などの自宅や病院、企業に設置してもらう。観測した花粉量によって、花粉が飛んでいない状態の「白」から、「青」「黄」「赤」「紫」へと5段階でポールンロボの目の色が変化する。

ポールンロボを自宅に設置した例

ポールンロボを学校に設置した例

ポールンロボが観測した情報の提供例

観測した花粉量によって変化するポールンロボの目の色