ネットリサーチサービス「DIMSDRIVE(ディムスドライブ)」を運営するインターワイヤードは2日、「読書・本の購入に関するアンケート」の結果について公表した。これによると、インターネット書店で購入した事がある人に「ネット書店のレビューを参考にした経験」を聞いたところ、77.0%が参考にしたことがあると回答。理由は、「内容が事前に分かるから」が最多だった。

「ネット書店のレビューを参考にした経験」を聞いたところ、77.0%が参考にしたことがあると回答した

調査は、2008年10月29日~11月13日にDIMSDRIVE登録モニターを対象に実施。9,566人から有効回答を得た。

これによると、「本を読む頻度」については、「月に2~3冊」が最も多く20.0%。次いで「月に1冊」が14.8%、「2~3カ月に1冊」が13.2%と続いた。「月に1冊以上」読む人は52.9%と半数で、うち6.9%は「月に10冊以上」と回答。

一方、約1割の9.3%は「本は全く読まない」と回答。読書における「二極化」の傾向が明らかとなった。

年代別にみると、「月に10冊以上」読んでいる割合は年代が若いほど多く、10代は10.0%と1割。「本は全く読まない」という回答も年代が若いほど多い傾向にあり、10代は11.8%、20代は12.2%、30代は10.2%と、30代以下の1割以上が、本を読んでいないことが分かった。

よく読むジャンルについては、「推理小説」が41.4%で最も多く、次いで「趣味(映画・旅行・車など)」(31.9%)、「ノンフィクション」(28.6%)、「エッセイ」(28.5%)、「SF・ファンタジー・ホラー小説」(26.8%)と続いた。

男女別に見ると、男性は「推理小説」(34.1%)のトップは変わらなかったが、「ビジネス・経済」(33.2%)、「趣味」(32.4%)、「歴史小説」(30.2%)と続く。一方女性は、「推理小説」(48.7%)、「エッセイ」(39.2%)、「暮らし・生活」(38.5%)、「趣味」(31.5%)となり、男女の違いが明確となった。

本の購入場所は、「書店」が82.2%となる一方、「インターネット書店」も42.9%で、ネット経由での書籍購入が着実に浸透していることが分かった。

ネット書店で本を購入した事がある人に「インターネット書店のレビューを参考にした経験」を尋ねたところ、「参考にする」と回答した人は77.0%にのぼり、「毎回参考にする」も12.3%と1割を超えた。

レビューを参考にしている理由については、「本の内容が事前にある程度分かるから」が圧倒的。他には、「お薦めされている・良い・話題の本だから」「手っ取り早く選べるから」などがあった。