ソニーは9日、フルブラウザーと無線LAN(Wi-Fi)通信機能を搭載し、簡単な操作で手軽に高画質な写真をWebへアップロードできるサイバーショット「DSC-G3」を発表した。発売は1月16日で価格はオープン。推定市場価格は55,000円前後。カラーはブラック。

サイバーショット「DSC-G3」

フルブラウザー搭載でさまざまなWebサービスを閲覧・利用できる

同製品は、無線LAN通信環境があればどこからでもインターネットにアクセスでき、さまざまなWebサービスが利用できることが特徴。撮影した写真をカメラ本体から画像共有サイトなどへ、アップロードして共有したり、写真付きのブログを更新したりすることが手軽にできる。写真のアップロード操作は、画像を選択する、アップロードボタンを押すという順番に、液晶画面上のボタンをタッチしていくだけでアップロードが完了する。また、フルブラウザーを搭載したことにより、搭載のソフトウエアキーボードを使って提携サイト以外のさまざまなWebサービスを閲覧・利用することができる。

最新の手ブレ補正機構内蔵レンズによって、従来機「DSC-G1」に対して、約77%となる19.4mmの薄型化を実現。撮像素子は、自社開発の有効1010万画素 1/2.3型「Super HAD(スーパーハッド) CCD。画像処理エンジンは「BIONZ」で、撮影した画像データを瞬時に分析し、撮影シーンに応じて、適切な露出・コントラストに自動補正する「Dレンジオプティマイザー」機能に加え、画像の領域ごとに適正な補正を行なうことで逆光時の黒つぶれや白とびの両方を抑える「Dレンジオプティマイザープラス」を搭載した。レンズは、カールツァイス「バリオ・テッサー」光学4倍ズーム(35mm フィルム換算で35-140mm / F3.5(W)-4.6(T))。液晶パネルは、従来比約4倍にあたる、213ppiの高精細、高コントラスト、広視野角を備えた、約92.1万ドット3.5型ワイド「エクストラファイン液晶」を搭載。

失敗なく最適な撮影を自動で行う「おまかせシーン認識」機能、「スマイルシャッター」機能などに加え、「かんたん撮影モード」や「料理モード」など、簡単で便利な機能を搭載している。

内蔵メモリーは、約4GB。記録フォーマットは、静止画 / JPEG、動画 / MPEG1。最大連写枚数は、最大100枚。ISO感度は、自動 / 80 / 100 / 200 / 400 / 800 / 1600 / 3200。記録媒体は、メモリースティック デュオ、メモリースティックPROデュオ、「メモリースティックPRO-HGデュオ。サイズは、101.7(W)×62.3(H)×19.4(D)mm(突起部含まず)。撮影時質量は、約198g(バッテリー・付属アクセサリー含む)。

出先などでは「デジタルフォトアルバム」としても本体を活用でき、「撮る」「見る」「ためる」そして「Webで共有する」を一台でかなえる高機能モデルとしている。