Open Source Software - Find, Evaluate, Collaborate - OStatic

OStaticにおいてChoosing an Open Source CMS -- Planning, Playing, and Page ViewsのタイトルのもとOSS CMSの選択に関する記事が公開されている。同記事では有名なOSS CMS/BlogプラットフォームとしてDrupalWordPressJoomlaAlfrescoMamboを例にあげている。OStaticそのものはCMSとしてDrupalを採用しているそうだ。

企業が新しくWebサイトを構築しようとした場合、その目的は様々だがCMSプロダクトを採用するというのは有効な方法だ。OSS CMSを採用する場合、初期の購入価格やライセンス価格を抑えられるという面もあるが、OSS CMSそのものが提供する豊富な機能、拡張性の高さ、コミュニティとノウハウの共有をはかれることなどが利益としては大きい。半面技術レベルを要求されたり、様々なOSS CMSが存在するうえにユースケースが様々であるためどれを選べばいいのかわからないという問題もある。

Choosing an Open Source CMS -- Planning, Playing, and Page ViewsではOSS CMSを選択する際には、長期的な目的を熟考すること、サイトを訪れるユーザに適したCMSであるか検討すること、インストールと運用にあたってどの程度のスキルが要求されるのか調査すること、実際にローカルにインストールして試すべき、といった指針を紹介している。

サイトを訪れるユーザにとってコンテンツが重要なのはもちろんだが、デザインが優れたものであるかどうかも重要な項目となる。デザインの変更や根本的な方向性はCMSそのものに強く依存するし、変更するにしてもどういったスキルが要求されるのかはCMSごとに異なってくる。そのあたりも含めて検討する必要があり、同記事では例を上げながら違いを説明している。

機能という面で見ればChoosing an Open Source CMS -- Planning, Playing, and Page Viewsで取り上げられている以外にも強力なOSS CMSはいくつもある。しかし実際の運用、特に日本国内での運用を考えるとコミュニティによるサポートやノウハウがどれだけ日本語で得られるかも重要な要因になってくる。