富士通と富士通総研は6日、安心安全ソリューション「SafetyValue」の事業継続の分野において、事業継続対策のノウハウを活かし、計画・対策・運用を総合的にサポートする「新型インフルエンザ対策関連ソリューション」を提供開始した。価格は個別見積り。

新ソリューションは、行動計画策定ソリューションとして「新型インフルエンザ対応計画策定コンサルティング」、事前対策ソリューションとして従業員・家族の安否確認を可能とする環境を提供する「緊急連絡/安否確認サービス」、自宅・外出先から業務システムにアクセスし、業務を継続できる環境を提供する「テレワークソリューション」「マネージドPCソリューション」「リモートデータバックアップサービス」、有事の際でもWebカメラ会議などのコミュニケーションを可能とする環境を提供する「JoinMeeting」「IPテレフォニー」、教育・訓練ソリューションとして「新型インフルエンザ従業員教育用e-Learningサービス」および「新型インフルエンザ訓練評価サービス」からなる。

新型インフルエンザ対策関連ソリューションの構成

2005年に立ち上げた事業継続マネジメントを推進するための専任組織が蓄積した社内実践と、50社以上のユーザー企業に対する地震や新型インフルエンザ対応計画策定コンサルティングにおける実績を活用し、実践的な対策サービスを体系化し提供する。

有事の際に確実な対応を行うため、事業継続対策計画を立案後、計画に沿ったインフラ整備、教育・訓練を行い、計画の評価および改善を継続的なサポートで実現する。 セキュアなネットワークアクセスを提供するマルチキャリア対応の企業向けネットワークサービス「FENICS II ネットワークサービス」やプラットフォーム製品、ミドルウェアなど、グループ各社が持つサービス製品群で事業継続やセキュリティ対策をインフラ面から支えるという。

新型インフルエンザ事前対策サービスの概念図

同グループは新ソリューションについて、2011年度末までに売上50億円の販売を目指す。