日本テレビ放送網は18日、米国の動画配信サイト「Hulu」を通じ、「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」「進め! 電波少年」などのバラエティ番組を米国で配信開始したと発表した。同社は、11月から英Joostが運営するサイトを通じたコンテンツ配信を米国ですでに行っている。

「Hulu」のトップページ画面

「Hulu」は、テレビ番組や映画、クリップなどの動画を米国内に配信するオンラインビデオサービス。

日本テレビ放送網は今回、Huluのサイト内に「JAPANESE HUMOR~OWARAI~」(ジャパニーズ・ユーモア~お笑い~)という日本のお笑い紹介チャンネルを立ち上げ。「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」「進め! 電波少年」などのバラエティ番組を配信する。

コンテンツの広告枠をHuluが販売し、ユーザーは無料で視聴することが可能。日本語版(オリジナル)で配信するが、クローズドキャプションを利用すれば英語字幕付きでの視聴ができる。配信地域は米国に限定され、日本からの視聴はできない。

今後同サイトでは、松本人志主演の「HITOSI MATUMOTO VISUALBUM」など吉本興業の映像コンテンツを順次配信。「合計4タイトル、53本、9時間分を配信する予定」(日本テレビ放送網)。

同社では、「Huluの配信サービスを通じて、日本のバラエティ番組の本格的な海外進出に踏み出す。長期的には日本の"お笑い"をインターナショナルコンテンツに育てるとともに、日本製コンテンツのファン拡大を目指す」としている。