「不景気だから……」と買い控えするのはもったいない!のは、各百貨店が2009年の幕開けに発売する「福袋」。不景気だからこそ、商品だけでなく夢や希望も(!?)詰め込まれた福袋を手にしたい。

福袋と言えば家に帰ってから開けて一喜一憂するのが楽しみだったものが、今や消費者の希望から購入前に中身が分かるようになっている福袋も多くなってきた。また、初売りでの争奪戦がお正月の風物詩であったが、近年は予約販売も珍しくない。東武百貨店池袋店も11月20日より「はや得福袋」と銘打って、並ばずに購入可能な事前予約型福袋を約70種類、3,000個の予約を開始している(売切れ次第順次終了)。

今回は各百貨店より続々と発表されている2009年新春福袋の特徴から、「結婚へ弾みがつく『婚活』福袋」、「ドリーミング~!な体験型福袋」、「セレブになれるゴージャス福袋」の3タイプに分類して紹介する。狙いを定めて新年の"福を"ゲットしてほしい。

ファッションコーデにお見合い写真、披露宴まで……!?

2008年は「婚活」という言葉が流行語大賞にノミネートされるほど、脱独身を目指して様々な結婚に向けた活動に励む男女に注目が集まった。そんな中、婚活のために今までのファッションを180度変えるにはお金もコーディネートの知識もないだろう男性のため、松屋銀座はハンサムで有名な俳優の谷原章介さんをイメージした「3つ星オトコ福袋」(2万円、限定10個)を提供する。飾らない、キメすぎない、気取らないという3つのキーワードが入ったカジュアルスタイルとして、ジャケットやシャツ、ストール、皮小物などのほか、ハンドクリームまでを含む抜け目のない内容だ。

松屋銀座「3つ星オトコ福袋」

本気で結婚を決めたい女性のために「婚活支援福袋」 (1万4,000円、限定10個)も用意した。2万1,000円相当のエステだけでなく、ドレスやファーボレロ、アクセサリーなどの勝負服も揃い、極めつけには縁結びの神様として人気の東京大神宮の絵馬で念を押すようだ。さらに成婚まで視野に入れて、創業140周年記念の「東京大神宮マツヤサロン福袋」 (140万円)はいかがだろうか。東京大神宮で挙式と招待客60人規模の披露宴を行えるという、通常価格約200万円のウェディングプランの福袋だ。男性の紋服と燕尾服、女性の白無垢とウェディングトレスの衣装が含まれ、婚礼料理や招待状、席札などだけでなく、プラス特典としてエステ3回分もプレゼントされる。

松屋銀座「婚活支援福袋」

そごう横浜店も、男性・女性のために各1人限定で「婚活福袋」 (5万円)で婚活を応援。男性にはスーツ一式とアイブロウカット、女性にはワンピースなどとヘアメイクが提供され、その後はフォトスタジオでお見合い写真を撮影し、10階リストランテ・サバティーニ横浜でのディナーが待っているという至れり尽くせりの内容となっている。

そごう横浜店「婚活福袋」で男性へのアイブロウカット、女性へのヘアメイクをしてくれる同店4階資生堂ビューティーサルーン内観

日本橋三越本店は、これから結婚を控えたカップルに嬉しい「ブライダル福袋」を限定1点の210万円で用意。0.50ctのダイヤモンドが付いたエンゲージリングと結納返しのメンズウォッチ、ペアのマリッジリングがセットになっている。105万円のセットも用意している。⇒ドリーミング~!な体験型福袋