不平等に扱われた犬が嫉妬する―という研究調査が先週出版された『米国科学アカデミー紀要 (The Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)』で発表された。

米『ワシントンポスト』誌のウェブサイトで掲載されている動画

調査を行ったのは、オーストリアのウィーン大学のFriederike Range氏らの研究チーム。彼らは2匹ペアの犬に対して、片方だけにエサを与え、"お手"を要求する動作を繰り返す実験をさまざまな犬種を対象に行った。その結果、エサを与えられなかったほうの犬は、すぐに失望した様子を表したり、自らを引っかいたり、口を舐めたり、あくびをするなどの行動をし始め、やがて実験者やもう片方の犬から目をそむけるようになり、非協力的な態度を示すことが確認された。

一方、与えるエサの種類を変えた実験では、どちらの場合も不満を露にする態度が見られなかったことから、犬が不平等感を感じるのは、"与えられる"、"与えられない"の違いであって、その内容までは気にしていないようだと、実験結果を結論付けている。

この記事を紹介した米『ワシントンポスト』誌のウェブサイトには「こんな実験結果は犬を飼っている人なら誰にでもわかりきった話。画期的な研究でもなんでもない。なにを今さら……」という趣旨のコメントが多く寄せられている。

寄せられているコメントの数々