アビーは、1台のPCケース内に、プライマリマシン(ATX)とセカンダリマシン(Mini-ITX)の2つのシステムが構築可能なアルミ製ミドルタワー「AS Enclosure 550DT」を発表した。本日より発売を開始し、同社直販サイトでの価格は39,980円。

「AS Enclosure 550DT」

内部を上下2つに分断するダブルデッキ構造を採用することで、パソコン1台分の設置スペースに2つのシステムの構築を実現したユニークなPCケースだ。プライマリスペース(ケース下段)とセカンダリスペース(ケース上段)を分断するミッドシャシーの中央部には、アクリル製スライドプレートによるケーブルゲートを備え、両スペースに搭載したデバイスは接続の共有が可能となっている。

上下2つに分断するダブルデッキ構造により、2つのシステムを構築可能

フロントパネルには、2つのスイッチ&LEDユニットを装備。フロントパネル中央部のスイッチ&LEDユニットはプライマリマシン用で、フロントパネル最上部のスイッチ&LEDユニットはセカンダリマシン用。マザーボードベースは、それぞれ固定ネジを緩めるだけのトレータイプで、容易な着脱を実現している。また、上下に2カ所にATX電源設置スペースを持つため、両システムとも通常のATX電源で運用できる。

フロントパネルのスイッチ&LEDユニットも上下に装備。フロントインタフェースは下段用で、eSATAポートなども備える

対応マザーボードは上段がMini-ITX、下段がATX/マイクロATX/Mini-ITX。ベイ数は5.25インチ×5、3.5インチ×1(5.25インチ共用)、3.5インチシャドウベイ×7。冷却ファンはリア/フロントにそれぞれ120mm(1000rpm)を1基ずつ標準搭載している。本体サイズはW230×D485×H483mm。