VideoLANプロジェクトは8日 (フランス時間)、オープンソースのマルチメディアプレイヤー「VLC media player 0.9.8a」を公開した。セキュリティの修正が目的であり、同プロジェクトではすべてのユーザに対し早急なアップデートを呼びかけている。

今回のリリースでは、Real Mediaファイルの再生時にバッファオーバーフローを招く脆弱性 (CVE-2008-5276) を修正。対象のバージョンは、VLC 0.9.0から0.9.8まで。任意のファイルを実行されてしまう可能性があることから、アップデート前には不審なサイトから入手したReal Mediaファイルを再生しないよう警告が発せられている。