いま評判の"編集しやすい"CMS『Concrete5』とは?

あなたは「Concrete5」を知っていますか?

CMS(コンテンツ マネジメント システム)というと、大きく分けて3つくらいに分類される。ひとつは昔からのCMSで、PHPNuke/ Xoops/ Mambo/ Ploneなどが存在する。もうひとつはブログエンジンで、WordPress/ Movable Type/ Nucleusなどだ。そして最後にWikiエンジンだ。Yukiwiki/ Pukiwiki/ DokuWiki/ MediaWikiなどが挙げられる。Wikiを除くCMSに共通するのは公開画面とコンテンツ管理画面が分かれているということだ。ユーザの権限によって管理者とサイト利用者の画面が分かれ、管理者は管理画面にログイン後、サイトのコンテンツ編集・デザイン変更・モジュール追加などを行なう。Wikiの場合は共同編集が基本スタンス。そのため、デザイン変更時は管理画面を使うことがあるものの、コンテンツの編集は公開画面上から行なうものが多い。

ただし、CMSにせよWikiにせよ、"最終的にどう見えるのか"をすぐにチェックできないのが難点だ。管理画面上やWiki記法による記述が最終的にどう表示されるかは、プレビュー機能を使うか編集を完了する必要がある。また、編集の柔軟度でいうと、とくにWikiの場合、記法の中でしか文字装飾や配置を変更できず、見栄えを柔軟に変えられないのも痛い。

これらは便利に感じることもあるが、物足りない部分でもあった。そこで今回はこのような問題を解消した、素晴らしいCMSである『Concrete5』についてレビューしたい。どのような機能を持つかは後述するが、ユーザ画面を見ながら編集できる点、ブロックを追加するコンテンツ編集方式によって"これまで以上に編集がしやすい"、そんな凄いCMSだ。

「Concrete5」の公式サイト。ここからデモを使って動作を確認することもできる