3D仮想空間参入支援事業を展開するコア・ディメンションと、ホスティング事業を展開するフューチャースピリッツは28日、フューチャースピリッツのホスティングサービス上で、3D仮想空間サービス「Open Kansai」の提供を開始したと発表した。Open Simを使った仮想空間サービスをホスティングサービス上で提供するのは、ホスティング業界で初の試みという。

「Open Kansai」トップページ画面

Open Kansaiは、フューチャースピリッツのホスティングサービス上で、コア・ディメンションが構築した3D仮想空間サービス。米リンデンラボが提供する「Second Life」をベースにしたオープンソースソフトウェア「Open Sim」で構成されており、「Second Lifeに近い仮想空間環境を実現している」(同)。

仮想空間の導入を検討している企業担当者に向け、「Open Sim」を活用した仮想空間の利用イメージを体験できるよう、Open Kansaiを無料開放。

「仮想空間サーバの運用方法として、機器や通信環境、保守体制をアウトソースできるホスティングの形態を取ったことで、従来であれば機器の手配や技術対応人員などが必要となってハードルの高かった仮想空間導入を、容易に実現できるようになる」(同)としている。

両社では、「今後Open Simは、セカンドライフとの相互接続が可能となり、ひとつのアバターで自由に仮想空間を行き来できるようになり、さらに注目を集める」と予測。

「それに伴い、企業による仮想空間の導入も促進されると思われるため、技術開発を進め、企業向け仮想空間サーバーのホスティングサービスを今後リリースする予定」としている。