富士ゼロックスは26日、従来機よりセキュリティ機能を大幅に強化したA3対応モノクロプリンターの新商品として、「DocuPrint 5060/4060」を12月12日より、「DocuPrint 4050」を2009年1月19日よりそれぞれ発売すると発表した。基幹業務出力での情報漏えいに対応したという。価格はいずれも税別で「DocuPrint 5060」が49万8,000円、「DocuPrint 4060」が43万8,000円、「DocuPrint 4050」が26万8,000円。

「DocuPrint4050」

「DocuPrint5060/4060」

今回発売する3機種は、同社複合機「ApeosPortシリーズ」と共通プラットフォームを搭載し、モノクロの「DocuPrintシリーズ」では初めて同社複合機と同じ管理環境下での情報漏えい対策や出力管理が可能としている。いずれも多彩なセキュリティ機能を搭載し、別売のICカードによるユーザー認証を行うほか、最新セキュリティ技術のSNMP v3、IPsec、IEEE 802.1Xの認証機能に対応。また、ペーパーセキュリティ機能を装備したほか、隠し文字印刷が可能なソフト「Trust Marking Basic Light」を同社サイトから無償でダウンロードができるという。

「DocuPrint 5060/4060」の出力スピードは「DocuPrint 5060」が毎分55枚、「DocuPrint 4060」は毎分45枚の高速プリントを実現。両面印刷時はともに毎分55ページで、約3.5秒でのファーストプリントを可能とした。給紙は標準で第1/第2トレイ各500枚+手差しトレイ100枚の合計1,100枚が可能なほか、2トレイキャビネットなどを追加することで最大5,100枚の大容量給紙が可能とのこと。また、オプションのフィニッシャーを使用することにより、最大4,800枚の排紙や仕分け排紙ができるという。

このほか、コインやコピーガードによる課金プリントシステムの構築ができるほか、スリープモード時2W以下、TEC値4.01kWh(5060)、3.55kWh(4060)の低消費電力を実現。インターフェースは、Ethernet 100BASE-TX/10BASE-T、USB2.0(Hi-Speed)×2。対応OSはWindows98/Me/XP/Vista、Mac OS 10.3.9以降。本体サイズは640(W)×643(D)×498(H)mm。

一方の「DocuPrint 4050」はデスクトップ設置に適したプリンタ。連続プリント速度は毎分44枚、両面印刷時毎分30.8ページを実現したほか、ウォームアップスピードも20秒以下に短縮。標準でトレイ550枚+手差しトレイ200枚の合計750枚の給紙ができるほか、オプションのトレイモジュールを追加すれば合計2,400枚の大容量給紙が可能。また、標準トレイ・トレイモジュールからは厚紙(最大216/㎡)や定形外サイズの用紙の給紙も可能なほか、手差しトレイから長尺用紙(297mm×900mm)などの出力が可能。 このほか、スリープモード時2.1W以下、TEC値は3.57kWhを実現。インターフェースは、Ethernet 100BASE-TX/10BASE-T、USB2.0(Hi-Speed)×2。対応OSは、Windows98/Me/XP/Vista、Mac OS 10.3.9以降。本体サイズは531(W)×510(D)×390(H)mm。