日本ギガバイトは21日、Core i7向け新チップセット「Intel X58 Express」を搭載したマザーボードの製品発表会を行った。発表されたのはハイエンドモデルで水冷にも対応する冷却機構Hybrid Silent-Pipe 2を装備する「GA-EX58-EXTREME」と、そのHybrid Silent-Pipe 2を省略した「GA-EX58-UD5」、エントリーモデルの「GA-EX58-DS4」。

発表会の様子。新製品の展示やライブデモのコーナーも

GA-EX58-EXTREMEとGA-EX58-UD5は、GIGABYTEの新しい品質規格となる「Ultra Durable 3」に対応し、Ultra Durable 2で採用していた耐久性・低電圧・省電力パーツをベースに従来の2倍となる2オンス銅箔層を採用。より高効率で低発熱、高耐久性、高信頼性を実現している。さらに、専用ユーティリティーソフトからリアルタイムで省エネ状況の設定と確認ができるGIGABYTE独自の省エネ機能「Dynamic Energy Saver Advanced」にも対応し、マルチギアスイッチにより電源フェーズを切り替え、低負荷状態から高負荷状態への切り替え時のエネルギーロスを低減している。

大きな特徴である「Ultra Durable」。最新世代に至るまでの進化の過程も紹介

GA-EX58-DS4は前述の2製品からPCB基板の2オンス銅箔層、オンボードLED、デュアルギガビットLANなどを省略。Ultra Durable 3は2相当。グラフィックスインターフェイスとしては、PCI Express x16を3スロット備え、3WAY CrossFireXをサポートしている。

近日発売予定で3万円を切る実売価格を実現するという「GA-EX58-DS4」が新たに発表された

今後のX58マザーボード・シリーズのロードマップ。ハイエンドだけでなく幅広いラインナップが揃うようだ