NTTデータとF5ネットワークスジャパンは5日、NTTデータの基盤構築ソリューション「PRORIZE」の構成製品として、F5ネットワークスジャパンのアプリケーション配信装置「BIG-IP Local Traffic Manager」を標準採用した。

PRORIZEは、NTTデータがシステム開発プロジェクトの現場で培ってきたシステム基盤構築に関わる様々なノウハウを構築方法論、採用製品の標準化、および採用製品の利用技術という観点で整備し、それらの組み合わせをあらかじめ設定・検証して共通化し、ソリューション化したもの。今回あらたに構成製品として採用されたBIG-IP Local Traffic Managerは、ユーザーの要件にあわせて多様なトラフィック制御を可能とする「iRule機能」を特徴とする負荷分散装置だ。

両社は、今回の協業により、BIG-IP Local Traffic Managerに対応した運用自動化機能を2008年12月末を目標に開発し、従来はシステム管理者が手作業で行う必要があった作業を自動化して、作業ミスを排除するだけでなく、システム管理者の負荷軽減や運用コストの削減を実現したいとしている。具体的には、サーバ追加やメンテナンスといったシステム運用の作業で必要となる、トラフィックの制御やパフォーマンス統計情報の取得などを外部から行うBIG-IP Local Traffic Managerのインタフェース「iControl API」を利用して、PRORIZEのシステム管理マネージャが外部からBIG-IP Local Traffic Managerを自動制御できる機能だとしている。