NECソフトは10月8日、イスラエルCheck Point Software Technologiesの包括的PCセキュリティ製品「Check Point Endpoint Security」を2008年10月20日から販売開始すると発表した。

同製品は、単一のエージェントによるクライアントセキュリティを実現するソフトウェアで、ファイアウォール、ネットワークアクセス制御(NAC)、プログラム制御、リモートアクセス、アンチウィルス、アンチスパイウェア、フルディスク暗号化、、およびポート制御/メディア暗号化の各機能が提供される。

これにより、複数のセキュリティソフトを導入して運用、管理する必要がなくなり、総所有コストの軽減が可能となる。

また、単一のクライアントインタフェースですべてのエンドポイントセキュリティに関する機能を一元管理できるため、エンドユーザの利便性を高めるだけならず、エンドポイント・セキュリティ・テクノロジー間の互換性や信頼性を向上させることが可能となる。

さらに、配布ユーティリティを使用することで、個々の環境向けにカスタマイズされたセキュリティパッケージのインストールを簡便に行うことが可能である。

NECソフトでは、同製品を一括して導入することができる機能統合パッケージ「Endpoint Security Total Security(TS)」の提供も予定している。

Endpoint Security Total Security(TS)は、アクセス制御やアンチウィルス機能などを持つ「Secure Access(SA)(英語版)」、フルディスク暗号化機能を持つ「Full Disk Encryption(FDE)(日本語版)」、ポート制御やメディア暗号化などを行う「Media Encryption(ME)(英語版)」の3製品で構成される。これは分割購入することも可能だという。

なお、NECソフトでは、NECグループが提唱する協調型セキュリティの実現に向け、Endpoint SecurityをSIサービス・保守も含め、今後3年間で55万ライセンスの販売と、約50億円の売り上げを見込むとしている。