パナソニックは10月7日、富山県砺波市の砺波工場に新棟を建設することを発表、同日同地において起工式を行った。竣工は2009年の中ごろをめどとしており、市場の動向を見極め稼働を開始するとしている。

新棟は、同社のデジタルカメラ/ムービーや携帯電話向けCCDや独自のMOSイメージセンサ「νMaicovicon」などの生産強化に向け建設されるもの。投資額は約940億円で、生産能力は200mmウェハ換算で月産3万枚となる。

建築面積は約2万2,400m2で述床面積は約5万8,600m2。クリーンルームの広さは約1万1,000m2となる。

免震構造を採用することにより、自然災害リスクの低減を図っているほか、局所クリーン化技術の採用などによるクリーンルーム空調のCO2排出量削減などによる環境に配慮した工場となる予定。

なお、同社では、当初は実績のある200mmウェハでの生産だが、将来的には300mmウェハへの移行もあり得るとしている。