フラッシュバックは7日、米RE:Vision Effectsの動画用ペインティングプラグイン「Video Gogh v3(ビデオゴッホ v3)」を発売した。販売は同社のオンラインサイト・フラッシュバックストアでのダウンロードのみ。価格は1万6,590円。アップグレード版は5,670円。

3つのデフォルトブラシスタイル。左から油絵、水彩画、チョーク

同製品は、実写映像を油絵などの絵画風に変換する動画用ペインティングツール。新機能として「油絵(Oily)」、「水彩画(Watercolor)」、「チョーク(Chalk)」の3つのデフォルトブラシスタイルを搭載。これにより、実写映像をオランダの画家であるフィンセント・ファン・ゴッホが描いたような印象派の絵画風に変換することができるという。

今回のアップグレードでは、オリジナル動画素材やイメージ画像をブラシ(絵筆)として使える新機能「カスタムブラシ」を搭載。同機能は最大10個まで設定可能になっており、合成用のクロマキーショットなどを動くブラシとして使用することで、従来にはないペインティングアニメーションの作成を実現するという。このほかにも、描画タッチの圧を操作する「clip to edges」や、ブラシストロークの初めと終わりを個別にコントロールし、ストロークの広がりや固まりを軽減する「Birth Grow Rate/Death Die Rate」、「Twixtor」や3Dシステムからの外部モーションベクトルをサポートする機能などを新たに搭載している。

新機能「カスタムブラシ」操作画面

静止画素材も動画と同様にブラシを使うことができる

対応アプリケーションは、After Effects5.0以降(Win)、After Effects 7.0以降(Mac)、Final Cut Pro 5.1以降、Premiere Pro 1.0以降(Win)、Combustion 3.0.4以降、Fusion 5 32-bit。対応OSは、上記アプリケーションが動作するMac OS X、またはWindowsとなっている。