エムエスアイコンピュータージャパンは、Intel P45 Expressチップセット搭載ATXマザーボード「P45-8D Memory Lover」、およびIntel G45 Express搭載マイクロATXマザーボード「G45M-FIDR」を発表した。価格はオープンだが、予想実売価格はそれぞれ2万3,000円前後、1万6,000円前後。いずれも9月25日より販売が開始されている。

P45-8D Memory Lover

P45-8D Memory Loverは、排他仕様のDDR2メモリスロットとDDR3メモリスロットをそれぞれ4本ずつ、計8本搭載したATXマザーボード。同社のサーバ向けマザーボードなどに採用されている電源制御チップ「DrMOS」を搭載し、従来のディスクリート回路と比較して変換効率と安定性を大幅に向上させるとともに、前モデル比-16度の低発熱化を実現している。また、電源回路の動作フェーズ数コントロールや電力消費量、変換効率などの監視がリアルタイムで可能なDual CoreCenterの新機能「GreenPower Center」に対応する。

さらに、FSBを強制的に上昇させるディップスイッチ「Easy OC Switch」を搭載するほか、動作チェック時に便利な「Power」と「Reset」ボタンを基板上に実装している。

P45-8D Memory Lover

対応FSBは1,600(OC)/1,333/1,066/800MHz、チップセットはIntel P45 Express+ICH10R、対応メモリは最大16GBのDDR2-1066(OC)/800/667MHzアンバッファードメモリ、または最大8GBのDDR3-1600(OC)/1333/1066MHzアンバッファードメモリ。拡張スロットはPCI Express x16×1、PCI Express x1×2、PCI×3、ストレージポートはSATA 2×8、パラレルATA133×1、オンボードデバイスはギガビットLAN、RAID 0/1/0+1/5、Realtek 8chオーディオ、IEEE1394、USB×4など。

G45M-FIDR

G45M-FIDRは、HD動画のデコードやBlu-ray Discの再生に対応したグラフィックス機能「Intel GMA X4500HD」を内蔵したIntel G45 Expressチップセット搭載のマイクロATXマザーボード。I/OパネルにDVI-D出力端子とD-Sub 15ピン端子を備え、チップセット内蔵グラフィックス機能のみでデュアルディスプレイ環境が構築できる。さらに、PCI Express 2.0規格をサポートしたPCI Express x16スロットを1本備え、グラフィック性能の強化も可能となっている。

G45M-FIDR

対応FSBは1,333/1,066/800MHz、チップセットはIntel G45 Express+ICH10R、メモリは最大16GBのDDR2-800/667MHz対応スロット×4。拡張スロットはPCI Express x16×1、PCI Express x1×1、PCI×2、ストレージポートはSATA 2×6、パラレルATA×1、オンボードデバイスはギガビットLAN、RAID 0/1/0+1/5、Realtek 8chオーディオ、IEEE1394、USB×4など。