世界最高峰の2輪レース「MotoGP」。その最高時速約330km/hという想像を絶するライダーたちの戦いが、26日から28日までの3日間、ツインリンクもてぎ(栃木・茂木)にて開催される「2008MotoGP 世界選手権シリーズ第15戦 A-STYLE 日本グランプリ」で繰り広げられる。今回は、同レースの魅力を存分に伝えるべくブリヂストンが行った「BRIDGESTONE MotoGP Experience」パーティーの様子をお伝えしたい。

秒速約90mの戦い

MotoGPは、世界14ヶ国のサーキットを舞台とする"世界最速"の2輪ロードレース。約60年の歴史をもち、欧州では10万人以上の観客が訪れるなど世界中で愛されているレースである。ブリヂストンは、その白熱するバトルのために、最高水準のテクノロジーを注いだタイヤを7チーム12名に提供している。

エントランスには、V.ロッシ選手が使用したヤマハ「YZR-M1」が。タイヤはブリヂストンのMotoGP用タイヤ

会場は、超高層階から東京の夜景を一望できる六本木ヒルズ(東京・六本木)のミュージアム カフェ マドラウンジ。ドレスアップした女性たちも多く参加し、華やかに演出されたパーティーは、安川ひろし ブリヂストン モータースポーツ推進室長の挨拶で始まった。

MotoGPの映像上映など盛り上がる会場内

安川ひろし モータースポーツ推進室長

安川氏は「ブリヂストンは、2002年にMotoGPに初参戦。その後、2007年に念願叶いチャンピオンタイヤとなっています。私たちは、とにかく安全なタイヤをチームやライダーに供給することを第一に考えています」と話し、「レースでタイヤは過酷な状況で使用されますが、そこから生み出された技術が市販のタイヤにも活かされているのです。ブリヂストンがMotoGPにかけるパッションとチャレンジ精神を感じていただきたいです」と同社のコーポレート・メッセージである「Passion for Excellence」を実践する姿勢をみせた。

2007年シーズンに、ブリヂストンタイヤを使用したライダーの人数は21名。その国籍は、オーストラリア、イタリア、スペインなど10カ国におよび、ブリヂストンライダーが先頭を走った累計距離は、1458.746kmにもなるという。これもひとえにMotoGPに賭けるブリヂストンの"パッション"が実った結果といえるだろう。その中でも、2007シーズンにブリヂストンタイヤを履いたC.ストーナー選手がMotoGPタイトルを獲得したことは、同社の技術開発に弾みをつけたと言えそうだ。

「毎回欠かさず見ています」と瞳を輝かせる坂井

「MotoGPを生で見たのは、茂木が初めて」という桐島

続いて、ステージ上にはMotoGPの大ファンだという女優の坂井真紀と写真家の桐島ローランドが登場。坂井が「友だちに薦められて見たんですが、1回見ただけではまってしまいました。イケメンライダーばかりなのも魅力のひとつです(笑)」と笑顔でコメントする一方で、桐島は「最後まで抜いたり抜かされたりの接戦を繰り広げるなど、バトルがとにかく熱いんです」などと自身もダカールラリーに挑戦するなどバイクに造詣が深いだけあって、熱い口調で魅力を語っていた。

左から、C・ストーナー選手、V.ロッシ選手、中野真矢選手

ファン2人の熱いトークに会場のムードも高まった頃、今シーズンのブリヂストンユーザーであるV.ロッシ選手(フィアット・ヤマハ)、C・ストーナー選手(ドゥカティ・マルボロ)、中野真矢選手(サン・カルロ・ホンダ・グレッシーニ)の3名がステージに! MotoGPを代表するスーパースターの登場に会場から歓声が上がる中、彼らのトークショーがスタートした。3選手の一問一答はこちら

V.ロッシ選手が使用したレーシングスーツやグローブなども

スズキのMotoGPマシン「GSV-R」

ホンダのMotoGPマシン「RC212V」

カワサキのMotoGPマシン「Ninja ZX-RR」

2007年シリーズチャンピオン決定時装着タイヤ。激しいレースの様子をうかがわせる