半導体ベンダのTexas Instruments(TI)の日本法人である日本テキサス・インスツルメンツは4日、4チャネル内蔵SerDes「TLK3134」を発表した。すでに量産出荷を開始しており、パッケージは289ピンBGAが採用されている。単価は1,000個受注時で35ドルとなっている。

4チャネルSerDes「TLK3134」のパッケージイラスト

同製品は、8ビット/10ビット・データモードでは、各チャネルの独立した動作(10ビット・インタフェースと 8ビット+制御信号)が可能である。また、10GbE(XAUI)、1X/2X/10X ファイバ・チャネル、CPRI(x1/x2/x3)、OBSAI(x1/x2/x4)、1GbE(1000 Base-X)の各データレートをサポートしているほか、10GbE XGXS(XAUI)に準拠したコアおよび1000Base-X PCSをサポートしている。

さらに、リファレンス・クロックのジッタ・クリーナー回路を内蔵することで、クロックまわりの設計の簡素化ならびにクロック・デバイスの低価格化が可能だ。このほか、送信デ・エンファシス機能、受信側にアダプティプ・イコライザ機能を内蔵することで、バックプレーンのワイド化やロングケーブル伝送に対応している。