米Googleを中心とした携帯プラットフォーム開発グループ「Open Handset Alliance」は8月18日(現地時間)、携帯プラットフォーム「Android」の0.9 SDK (ソフトウェア開発キット) betaを公開した。Android 1.0を見すえたベータリリースとなっており、同時に開発ロードマップも明らかにした。

0.9 SDK betaとロードマップのリリースは、これまで一部のデベロッパから聞こえてきたAndroidの開発スケジュールの不透明さに対する不満を払拭するものになる。Developer AdvocateのDan Morrill氏は「ベータ版であり、Android 1.0との完全な互換は保証されない」と前置きしながらも、「APIは安定しており、今後大きな変更を加える予定はない。SDKの成熟を待っていた多くのデベロッパの期待に応えるリリースだ」と述べている。

同時に用意された開発者ロードマップのスケジュールによると、2008年9月にAndroid 1.0 SDKの候補版が公開され、完全な1.0互換となるAndroid 1.0 SDK release 1が第3四半期から第4四半期にかけて登場する。これにともない第4四半期にAndroid 1.0端末が発売され、同OSのソースコードも公開される。