秋葉原アイテム巡り - ハイスペックマシンに「テイルズ オブ」シリーズがやってきた!

うだるような暑さの秋葉原。ゲームでは「テイルズ オブ」シリーズの最新作がXbox 360用として発売され、各ショップの店頭はものすごいにぎわいに。そのほかにも野中藍と茅原実里、JAM Projectの新譜が同時にならび、フィギュアも話題の彼(?)やワンフェス限定版の登場と、今週はどのジャンルからも目が離せない!!

「テイルズ オブ」シリーズ最新作はXbox 360で!!

今週、アソビットゲームシティとAKIHABARAゲーマーズ本店ゲーム館の店頭陳列を勝ち取ったのは、バンダイナムコゲームスのナムコレーべルより発売されたXbox 360専用ソフト『テイルズ オブ ヴェスペリア』だ。ご存知のとおり、あの「テイルズ オブ」シリーズの最新作で、「EFR-LMBS」(エヴォルドフレックスレンジ リニアモーションバトル システム)という操作キャラクターの戦闘フィールドでの自由度をさらに高めたシステムを搭載している。また、このシリーズには欠かせないアニメーションムービーはプロダクション・アイジーが制作。Xbox 360のマシンパワーにより、そのグラフィックの美麗さは格段に上がったといえる。また、Xbox LIVE マーケットプレースでは、今作の様々なコンテンツのDLが可能とのことだ。この作品は「通常版」と「Xbox 360 テイルズ オブ ヴェスペリア プレミアムパック」での展開だが、両店ともに後者は完売となっており、「通常版」のみの発売となっていた。メーカー希望小売価格は「通常版」が7,800円、「Xbox 360 テイルズ オブ ヴェスペリア プレミアムパック」が37,800円。

セガから、ニンテンドーDS専用ソフト『三国志大戦・天』が7日に発売。「三国志大戦」シリーズといえば、アーケードでも人気のカードゲーム。『三国志大戦・天』はアーケードの『三国志大戦3』をベースとしており、ジャンルは「リアルタイムカードアクション/シミュレーション」となっている。今作では「戦略ノ章」などが追加されているほか、ニンテンドーDSならではのWi-Fi対戦が可能となっている。また、今回の「EX(エクストラ)カード」は、CLAMPの描き下ろしの"王異"。そして、本作は数量限定で君主カードのオリジナルデザイン版・3枚のEXカードなどが付属の「アーケード出陣パック」も発売。メーカー希望小売価格は「アーケード出陣パック」が6,615円、「通常版」が6,090円。

バンダイナムコゲームスのバンダイレーベルからは、『コードギアス 反逆のルルーシュR2 盤上のギアス劇場』がニンテンドーDS専用ソフトとして7日に発売となった。プレイヤーはエリア11に留学してきたブリタニアの学生となり、1カ月の留学期間中、エリア11を"サイコロ"を振って移動し、様々な登場人物とコミュニケーションをとっていく。また、このゲームにはたくさんのミニゲームが用意されているのだが、その究極は……誰かとエンディングを迎えなければプレイできない"ドンジャラ"。登場人物のボイスも数多く収録されているとのことなので、これは是が非でもクリアしなくてはならないだろう。ちなみにAKIHABARAゲーマーズ本店ゲーム館では、予約分で完売したとのことだ。メーカー希望小売価格は、5,040円。

同じくバンダイナムコゲームスから、こちらはパンプレストレーベルよりニンテンドーDS専用ソフト『サモンナイト 2』が発売された。2001年8月にプレイステーション専用ソフトとして発売されてから丸7年がたち、今回ニンテンドーDS用にリメイクされた。もちろん『サモンナイト』をプレイしていない人でも楽しめ、街にある"召喚ショップ"で召喚獣と誓約を交わせるようになったという新要素も追加。加えて、新しい召喚獣も登場するという。メーカー希望小売価格は、5,040円。

こちらも「懐かしい～」という声が聞こえてきそうなゲーム。任天堂より『ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣』がニンテンドーDS専用ソフトとして7日に発売された。1990年にファミリーコンピュータ用のソフトとして発売されたのだから、なんと18年ぶり、ということになる。つまり、その年に生まれた人は18歳ということなわけで……。ジャンルは「ロールプレイングシミュレーション」で、今回ニンテンドーDS専用ソフトとして発売するにあたり、タッチペンとボタン操作の両方でプレイできるようになっている。また、DSワイヤレス通信やWi-Fi通信にも対応しているので、対戦プレイも可能だ。メーカー希望小売価格は、4,800円。

人気声優やJAM Projectの新譜が発売

"アイぽん"こと野中藍のDVD『AI NONAKA'S "NO TEAR NO LIVE 2008"』が、キングレコードより6日に発売された。内容は、彼女の2ndライブとなる"NO TEAR NO LIVE 2008"の、4月5日(大阪BIG CAT)および13日(SHIBUYA O-EAST)の模様を収録した2枚組のDVD。本編DISCはSHIBUYA O-EASTでのライブ映像を、特典DISCには大阪BIG CATでのバックステージの様子などのオフ映像やインタビューなどが収録されている。アソビットゲームシティ、AKIHABARAゲーマーズ本店アニメ館ともに陳列されていたが、特に後者の陳列は圧巻だった。価格は6,510円。

東映ビデオからは8日に『ブラスレイター』DVD第1巻が発売。GONZO×ニトロプラスのコラボで生まれた作品で、その制作陣たるや、板野一郎(『ウルトラマンメビウス』3D特技監督)、小林靖子(『仮面ライダー電王』脚本)ほかといった、そうそうたるメンバーが顔をそろえている。第1話「絶望の始まり」と第2話「栄誉の対価」を収録し、価格は4,725円。

今年4月よりフジテレビ"ノイタミナ"や、関西テレビで放映された『図書館戦争』。そのDVDが角川エンタテインメントから6日に発売。「初回限定生産」のみの発売で、状況一「我ガ王子様ハ図書隊ニアリ」と状況二「図書特殊部隊」を収録。また、短編ブックレット・設定資料集やインタビュー入りのブックレット(装丁画・徒花スクモ描き下ろし)を封入しているほか、ボックスアートはキャラクターデザインの中村悟による描き下ろしとなっている。価格は4,935円。なお、公式サイトには同パッケージの「お詫びとお知らせ」が掲載されているので確認してほしい。

こちらも同じく4月よりチバテレビほかで放映中の作品。汗と涙と……ちょこっとLOVEの極楽エリート学園ライフを描いた『S・A～スペシャル・エー～』のDVD第1巻がポニーキャニオンより発売となった。第1話「光・彗」、第2話「プライド・プロレス」、第3話「おにぎり・まごころ」の3話を収録。特典はスーパージュエルケース&ダブルジャケット仕様のほか、ポストカード(2枚)が封入。映像特典としてはノンテロップOP/EDと特番「S・A(スペシャル・エー)放送直前スペシャル」が収録されている。価格は7,140円。

ランティスからは、JAM ProjectのライブDVD『JAM Project JAPAN FLIGHT2008 No Border』が6日に発売された。内容は、今年2月から始まったこのツアー最終日、東京NHKホールでのライブを収録した2枚組。本編DISCはライブの模様を、特典DISCにはオフショットや「No Border」「Break Out」のPVなどが収録。世界ツアーを前にしてのメンバーの意気込みが感じられるDVDとなっている。価格は6,000円。

また、同日にアルバム「～JAM Project BEST COLLECTION VI～ "Get over the Border"」も発売された。こちらは「Rocks」「NoBorder」はもちろん、さらには国内ツアーで好評を得た「SHURAKI」のフルバージョンを含む全13曲が収録されている。価格は3,000円。

同社からは茅原実里の最新シングル「雨上がりの花よ咲け」も発売された。シングルにも関わらず、アソビットゲームシティとAKIHABARAゲーマーズ本店アニメ館の両ショップでは、ジャケットが目立つように配置して大プッシュしていた。価格は1,200円。

さらに同社からは『ひだまりスケッチ×365』のEDテーマ「流星レコード」もリリース。アーティストは前作『ひだまりスケッチ』のEDテーマ「芽生えドライブ」でデビューしたmarbleの4thシングルとなる。価格は1,200円。

ワーナーミュージック・ジャパンからは、BONNIE PINKの歌う「鐘を鳴らして」が6日にリリースされた。この楽曲は『テイルズ オブ ヴェスペリア』のテーマソングとなっている。「初回限定盤」には特典として、『テイルズ オブ ヴェスペリア』オリジナル・モバイル・クリーナーが封入。さらに同ゲームのアニメーションをMIXしたバージョンのDVDが付属している。価格は「初回限定盤」が1,600円、「通常盤」が1,200円。

コロムビアミュージックエンタテインメントより『ゼロの使い魔～三美姫の輪舞～』のEDテーマ「ゴメンネ」が6日に発売。歌うのはもちろんルイズ(CV: 釘宮理恵)。C/Wには、発売が予定されているプレイステーション 2専用ソフト『ゼロの使い魔 迷子の終止符と幾千の交響曲』のEDテーマ「青空のカケラ」が収録されている。価格は1,260円。

5pb./メディアファクトリーからは、彩音の2ndアルバム「Elephant Notes」が6日に発売。このアルバムに収録されているのは、なんと全てがタイアップ曲。TVアニメ「ケンコー全裸系水泳部 ウミショー」OPテーマ「DOLPHIN☆JET」やTVアニメ「AYAKASHI」OPテーマ「cloudier sky」などなど、超豪華版となっている。価格は3,150円。

ワンフェス後の秋葉原の様子はいかに?

グッドスマイルカンパニーの「ねんどろいど」シリーズからは、噂の『科学忍者隊ガッチャピン』の「ガッチャピン1号」が発売となった。地球の平和を守るため颯爽と現れた謎のヒーロー。その素顔は……特殊スーツに身を包んでいないときでも、海には潜るわ、スキーはプロ級、宇宙にだって行けちゃうすごい能力の持ち主・ガチャピンだったりする。ノンスケール(全高100mm)のABS&PVC塗装済稼動フィギュアで、メーカー希望小売価格は3,000円。

昨年の発売時に話題となったの海洋堂の「よつばとリボルテック」シリーズから、まさしく季節にふさわしい「よつばとリボルテックDX 夏休みセット」が発売された。ノンスケール(全高120mm)、PVC/ABS製のアクションフィギュアで、付属パーツも豪華。付属品として交換用顔パーツ×3、交換用手首×7、クマゼミ×1、おでかけ帽子×1、おでかけカバン×1、棒アイス×1、虫取り網×1、虫かご×1、専用ベース×1、6mmダブルジョイント×1(腰差し替え用)が同梱されている。メーカー希望小売価格は2,600円。

『よつのは』より、「猫宮のの～ねこみみスク水オーバーニーソVer.～」がコトブキヤから発売となった。1/6スケール(全高約240mm)のPVC(一部ABS)塗装済完成品。ねこみみ・スク水まではわからなくもないけど……なんでオーバーニーソなんだろうか? メーカー希望小売価格は6,090円。ちなみにコトブキヤ ラジオ会館店のショーケースには、「ワンフェス限定」の「ねこみみ白スク水オーバーニーソVer.」が展示されていた(商品はすでに完売)。

同じくコトブキヤから『バンブーブレード』の「川添珠姫」が発売された。身長が低いが剣道は強くていわゆるエース。武道をたしなむ女の子らしく、物静かな凛とした表情が印象的。仕様は1/8スケール(全高170mm)のPVC(一部ABS)塗装済完成品。メーカー希望小売価格は5,775円。なお、こちらも「ワンフェスおよびコトブキヤショップ限定版」の「川添珠姫～川添道場Ver.～」が発売。7日の時点では在庫も確認できた。

wave(ウェーブ)の"ドリームテック"フィギュアシリーズからは『夜明け前より瑠璃色な』より「朝霧麻衣」が発売となった。仕様は1/7スケールのPVC(一部ABS)塗装済完成品。「お兄ちゃんて呼ぶの、もう恥ずかしいよ」と恥らう姿を立体化。メーカー希望小売価格は6,825円。

バンダイの「インアクションオフシュート」シリーズから、『コードギアス 反逆のルルーシュR2』より紅月カレンが駆る「紅蓮弐式」が発売された。仕様は、全長約120mmのABS/PVC/POM製の塗装済可動フィギュア。十手ナイフ(呂号乙型特斬刀)はもちろん、2種の輻射波動腕(通常輻射波動腕・甲壱型腕)が付属し、取り替えが可能。メーカー希望小売価格は2,940円。

同社からは、OVA『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』に登場する「HGUC 1/144 ケンプファー」と「HGUC 1/144 リックドムII コロニーカラー」が発売。同作でガンダムNT-1と死闘を繰り広げた強襲用MSと、量産型ザクIIのような配色が施された地上用リックドムIIがHGUCのラインナップに加わった。メーカー希望小売価格は、ケンプファーが1,890円、リックドムII コロニーカラーが1,575円。

同じくバンダイより『機動戦士ガンダム00』の「AEUイナクト(デモカラー)」が、「1/144スケールモデル HG ガンダムOO」シリーズより発売された。軌道エレベーターの完全なる稼動が未だできていなかったAEUが、他国に対しての優位性をアピールするために全力をあげて開発され、MS形態から飛行形態への変形が可能な機体だ。メーカー希望小売価格は1,050円。

おまけ&取材を終えて

おまけは、海洋堂の「フロイラインリボルテック」シリーズより『新世紀エヴァンゲリオン』の「綾波レイ包帯版」から。なぜおまけで? というと、フロイラインリボルテックシリーズは毎月1日発売なので、先週発売ということに(先週の取材日は7月31日)。そういった理由から、こちらで紹介。メーカー希望小売価格は2,200円。

タカラトミーからは、ユニークな商品が発売された。その名も『貯金伝説 バンククエスト』だ。、本体中央に液晶画面を搭載し、実際に貯金をして武器を購入、世界制服を企てる「大魔王ワルダラー」を倒すというストーリーのRPGが楽しめる貯金箱となっている。メーカー希望小売価格は3,990円。

続いては、AKIHABARAゲーマーズ本店ゲーム館のフィギュア売り場のケースに、『デトロイト・メタル・シティ』の皆さんが見事なポージングで"DMC"を作っていらしたので、思わずパチリと。特にクラウザーさんが良い感じ。そして最後を飾るのは、スゴ渋オヤジ。日本の夏は蒸し暑いと「うちわ」を片手に、少々ご立腹の様子でした。

今週も数多くのアイテムが発売されたが、少し予想外だったのがゲーム。陳列面積においては『ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣』がトップ(店頭)を飾るかと思いきや、『テイルズ オブ ヴェスペリア』の前にあっさり消沈。秋葉原においては、キャラに魅力のあるゲームが強い! というのを見せ付けられた感じがした。