米IBMは8月5日(現地時間)、コンプライアンス用途向けソフトウェアの新製品「IBM eDiscovery Manager」を発表した。同社のEnterprise Content Management(ECM)ソリューションと連動しており、アーカイブされた電子メールなどから訴訟やコンプライアンス関連の書類作成に必要なデータを抽出、整理し、その保全性を保障する。非定型データソースの抽出を自動化し、情報の保管や整理に関するコストを削減するのが狙いだ。

eDiscoveryが対象とするのは、Lotus Notes、Microsoft Exchangeといった電子メールシステムのほか、IBM ECMで構成されるコンテンツ・リポジトリなど。文書ファイルや電子メールといった非定型のデータをアーカイブし、FRCP(民事訴訟規定)に則った必要データの抽出など、各種作業にかかる手間を軽減する。対応プラットフォームはWindowsとAIXの2種類。提供開始時期は8月末を予定している。