京セラコミュニケーションシステム(KCCS)は29日、「GreenOffice」シリーズの文書管理システム「GreenFile X」の最新バージョンとなる、Version1.8を発表した。価格は稟議書管理パックが475万円(税別)から。提供は7月31日に開始される。

金融商品取引法(日本SOX法)の適用開始などにより、稟議書など各種決裁文書の適切な管理に対するニーズの高まりをうけて、文書管理システムとワークフローをパッケージングした「稟議書管理パック」も同時に提供される。稟議書管理パックは、決裁内容・決裁条件に応じた文書保管ルールが設定できるほか、保管文書に対する回覧時アクセス権限の引き継ぎ、決裁内容・承認履歴を改変不可能なデータとして保管、文書保管期限の設定と自動廃棄といった機能をあらたに搭載している。

また、決済依頼帳票のテンプレートが同梱され、多彩な決済経路の設定や稟議書など、テンプレートをベースに帳票画面のカスタマイズなどが可能だ。同社では、これにより稟議書など決裁文書の起票から決済、承認の履歴・原本の保管、決済済み文書へのアクセス制御、監査対応までが総合ソリューションとして提供されるとしている。

同社では、年間1.5億円の販売を見込んでいる。