米Symantecは7月28日(現地時間)、サイトの安全性を検証し、ユーザーによるサイトに対する評価スコアを表示するサービス「Norton Safe Web」のベータ版の提供を開始した。Safe WebのサイトにURLを入力してサイトの安全性や評判をテストできるほか、現在ベータテストが行われているNorton Internet Security(NIS) 2009のプラグインとして導入できる。米McAfeeが提供するSiteAdvisorの対抗技術となる。

Safe WebでURLを入力すると、サイトの安全性が「WARNING」「CAUTION」「SAFE」「UNTESTED」の4つのいずれかに分類される。またサイトの一般的な情報のほか、携帯のアンテナ風に表示されたユーザーによる5段階のレイティング、レビューなど、サイトに対する客観的な判断材料が示される。これにより、サイトに接続する前に「技術」と「評判」の両面から安全状況を確認できる。サイトのレイティングやレビューはSymantecのユーザーコミュニティによって行われたもので、だれでもアカウントを作成するだけでレビューに参加できる。

Safe Webは同サイトでのサービスのほか、今年末にリリース予定のNIS 2009のプラグインとしてツールバーから呼び出すことも可能。また2009年初頭にリリース予定のNorton 360の新バージョンにも同機能が搭載される見込みだ。