独SAP傘下のBusiness Objectsは22日(米国時間)、中規模企業向けBIスイートの最新版「BusinessObjects Edge 3.0」、およびレポーティングツール「Crystal Reports Server 2008」を発表した。

BusinessObjects Edgeは、クエリ、分析、レポート、データ統合、ダッシュボード、セキュリティなどの領域を網羅する包括的なBIスイート。中規模企業向けに必要な機能を組み合わせたエンドツーエンドのプラットフォームで、最新版ではアドホッククエリレポーティング/分析、ダッシュボード、データ統合などの機能を強化した。

一方、Crystal Reports Server 2008は、中規模企業向けに簡素化したレポーティングプラットフォーム。電子メール、ポータル、Microsoft Officeなどを経由して、必要な情報をユーザーに配信できる。最新版では、ナビゲーション、データ生成などの機能を加えた。

2製品ともにBusinessObjectsのエンタープライズ製品と同じ技術を土台としているため、ビジネス要件の拡大に合わせて容易にマイグレーションできる。SAP製品との統合性も備えているという。

SAPによると、BusinessObjects Edgeは2007年に提供を開始して以来、すでに800社以上の顧客を獲得しており、両製品の合計顧客数は6000社以上に上るという。