Mozilla Foundation, JavaScript Evangelist, John Resig氏は17日(米国時間)、自身のブログにおいて興味深い内容を発表している。同氏はMozillaで費やす時間の半分を新しいMozilla Firebug teamのディレクションに費やすことになったというのだ。

FirebugはWebアプリケーション開発やWebデザインに活用されるFirefoxエクステンション。JavaScript、HTML、CSSをベースとしたWebアプリケーション開発時に活用できるデバッガでありパフォーマンス計測ツールであり、またデザインのチェック用ツールとしても活用できる。Webアプリケーション開発においてはもはやデファクトスタンダートといえる存在だ。YSlowなどFirebugをベースとしたエクステンションもある。

Mozilla Firebug teamのチームメンバや取り組む内容は明らかにされていないが、次の2名が加わっているようだ。

  • Jan Odvarko氏 - Firebug関係
  • Rob Campbell氏 - Mozilla関係/ルーツ開発者

Mozilla Firebug team自身が最近登場したチームであり、今後の活用は月末に予定されているFirefox Summitや来月の頭に予定されているFirebug Working Groupにおいて具体的な活動内容について検討されると説明されている。

同氏のブログによればFirefox 1.2以降の開発における目標の策定や、模索的取り組みも含めたFirebugエクステンションの開発などに取り組むことになるという。Firebugはながらく開発段階にあり、次期正式版の発表には至っていない。Mozilla Firebug teamが立ち上がった背景には、Firefoxにとって重要なエクステンションであるFirebugの開発を加速させる狙いがあるとみられる。