米Yahoo!は17日(現地時間)、同社株主に宛てて現行の経営陣支持を訴えるメールを送付した。メールは同社会長のRoy Bostock氏と同CEOのJerry Yang氏名義で現経営陣の正当性を説明する内容。8月1日開催予定のYahoo!株主総会で委任状争奪戦を仕掛けるCarl Icahn氏に対抗するのが狙い。

メールでは先週にIcahn氏によって発表されたMicrosoftと共同での経営改善/買収提案について触れており、これがYahoo!本来の価値を破壊するものと強調している。またIcahn氏を「企業活動のアジテーター(扇動者)として有名な人物」と評しており、「同氏の活動は短期での利ざやと原資回収を狙うもの。その目的はYahoo!のMicrosoftへの売却のみ」として、同氏の意見に賛同しないように株主らに訴えている。また同氏がYahoo!株式を購入したのはわずか2カ月前で、その平均取得額は25ドル未満であるとも推測している。