「HP Pavilion Desktop PC m9380jp/CT」

日本ヒューレット・パッカード(以下、日本HP)は9日、CPUにCore 2 Quad、グラフィックスボードにNVIDIA 9000シリーズを標準搭載したミニタワーPC「HP Pavilion Desktop PC m9380jp/CT」を発表した。HP Directplus価格は7万9,800円から。22日に販売開始予定。

m9380jp/CTは、通常価格でも魅力的なスペックを目指したモデル。CPUにCore 2 Quadを標準搭載するほか、グラフィックスボードにはGeForce 9800 GT / 9600 GS / 9500 GSの3種類を用意。HDDは最大3.25TB内蔵可能で、RAID 0とRAID 1を選択できる。光学ドライブ用に2個のドライブベイを搭載し、DVDスーパーマルチドライブのほか、2層書き込み対応Blu-rayドライブも選択可能。また、裏番組の録画を行えるダブル地上デジタルチューナーもオプションで選択できる。

ボディは使いやすさを重視した設計で、上部に電源ボタンと15 in 1カードリーダーを配置。フロントベゼルにも機能を集約し、HPバタフライドアの内部にはIEEE1394、2個のUSBポート、ヘッドフォン出力、マイク入力を搭載。さらに、最大容量1TBのポータブルHDD「HPパーソナル・メディア・ドライブ」も格納する。

HPバタフライドア内部には各種インタフェースがある。HPパーソナルメディアドライブも格納

「HPパーソナル・メディア・ドライブ」

ボディカラーはピアノブラックで、ブルーLEDインジケーターを各所に配置。ケース側面には、CPUへ大量の空気を取り入れる大口径エアベルトを装備する。サイドパネルは手回し式ネジで脱着可能で、工具なしで本体内部へアクセスできる。また、PCI Express x16×1スロット(グラフィックスボード標準搭載のため空0)、PCI Express x16×2スロット、PCI×1スロットを装備するなど、高い拡張性を確保する。

本体内部。アクセスしやすさも特徴

ブルーLEDインジケーターを各所に配置。写真上部に見えるのは「HPポケット・メディア・ドライブ」

最小構成時の仕様は、CPUがCore 2 Quad Q6600、メモリが1GB DDR2 SDRAM(800MHz)、HDDは160GB。グラフィックスボードにGeForce 9500 GS(512MB)を採用する。DVDスーパーマルチドライブを搭載。OSにはWindows Vista Home Premium with SP1をプリインストールしている。HP Directplus価格は7万9,800円。

また、「ファイナルファンタジーXI」推奨認定モデルも用意。CPUはCore 2 Quad Q9450、メモリが4GB DDR2 SDRAM(800MHz)、HDDが500GB。グラフィックスボードにはGeForce 9800 GS(1024MB)。DVDスーパーマルチドライブを内蔵。Creative Sound Blaster X-Fi Xtreme Audio PCI Express×1を搭載。OSにはWindows Vista Home Premium with SP1をプリインストールしている。HP Directplus価格は12万9,990円。

最小構成時 「ファイナルファンタジーXI」推奨認定モデル
CPU Core 2 Quad Q6600 Core 2 Quad Q9450
チップセット Intel G33 Express
メモリ 1GB DDR2 SDRAM(800MHz) 4GB DDR2 SDRAM(800MHz)
HDD 160GB 500GB
グラフィックス機能 GeForce 9500 GS(512MB) GeForce 9800 GS(1024MB)
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
サウンド機能 チップセット内蔵 Creative Sound Blaster X-Fi Xtreme Audio PCI Express×1
OS Windows Vista Home Premium with SP1

(井上達矢 / デジタル・コンテンツ・パブリッシング)