伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は1日、ITインフラシステムの運用専門会社としてシーティーシー・システムオペレーションズ(CTCSO)を7月1日付で設立したことを発表した。

これまでCTCでは、グループ会社のシーティーシー・テクノロジー(CTCT)において、20004年度からITインフラシステムの運用事業を展開してきた。CTCSOの設立は、さらなる機動力、ならびに競争力の向上を目的として事業分割を行い、ビジネス拡大のスピードアップを目指すというもの。

CTCSOは、マルチベンダ環境のオープン系システムインフラの運用を強みとしており、運用に特化した社員教育を強化することで能力と品質の向上を図り、運用ビジネスにおいて安全で安心な信頼されるサービスの提供に注力するという。

主なサービスの提供形態は、客先常駐型で、CTCグループで提供するSI、開発、保守などのサービスと連動することで、顧客にとって価値があり、かつ利便性の高いトータルソリューションの提供領域の拡大を図っていくとしている。

なお、CTCSOの従業員数は250名(設立時)で、資本金は1億円。今後は運用サービスビジネスの拡大を行うことにより、設立から5年後で売上高50億円を目指すという。